SharePointリストの列定義を変えると後が大変な話
紙の領収書をスキャナやスマホで画像にして保存することに関して、2022年の1月から要件が大幅に緩和されました。(国税庁発行 「電子帳簿保存法が改正されました」) 当社はMicrosoft365を使用していますので、SharePointならばこの要件を満たすのに打って付けと思い、対応アプリを作ってみる事にしました。その過程で、アプリがあらかた出来た後に、SharePointのリストの列の定義の変更が必要になり、結構な目に合ったというお話です。
SharePointリストの列の設定変更は自動的にはPower Automateのフローには反映されない
結構な目に合った理由はこれです。
1行文字列の文字数が不足したので、設定変更をしました。ところが、フローの実行が失敗します。見ると許容文字数が変更前のままになっていて自動的には反映されないことが解りました。反映するには結局「項目の作成」アクションなどを再度作りなおすしか無かったのですが、他にもっと良い方法があったのでしょうかね? そのリストに関係したフローは2つほどあり、いずれも部分的な再作成による更新を余儀なくされました。
ただそれ自体はまだよかったのですが、実はそのリストの列の中に「ハイパーリンクまたは画像」タイプの列がありました。フローではこの列に画像ファイルへのリンク、URLを入れていたのですが、その後運用の都合でURLの形式を画像に設定していました。 すると驚いたことに(..知らなかっただけですが)アクション内にその列が現れないという現象に出くわします。 該当のアクションを再作成したかっただけなのですが、列が出てこないのではそれができません。 結局一度、列の定義で画像からハイパーリンクに戻し、フローのアクションを再作成して、また列の定義を画像に戻すという手順を2つのフローに対し行わなければならない羽目になったという次第です。
列の文字数を少し増やしたかっただけなのに、
- フローのアクションの再作成をしようとしたら出来ない
- 直接は関係無い列だけど、画像列の設定を一時的に変更
- フローのアクションの再作成する
- 画像列の設定を元に戻す
と言う、やりたかったことからするとえらい手間のかかる事となりました。
こういうやつをノウハウと呼ぶのでしょうか...