SoundscapeとLinkBudsで街歩きをしてみました

個人的な感想ですが、SoundescapeとLinkBudsがもたらす体験はそれ自体を楽しめる人以外には少し敷居が高いかもしれないと言ったものになりました。 以降は通勤で歩く30分の道のりと、30分の車での移動の中で体感したお話になります。 iPhoneはSEの第2世代を使用しました。

■Soundscapeによる音声ガイダンスは?

位置の精度はスマホの精度そのものだと思います、マップで確認するときと差はありません。 それなりの精度なのでジャストなタイミングで案内される場合もあれば、通り過ぎてから案内される場合もありますが、全体としての印象としては悪くないものでした。 一番興味があった、マーカーと音声ビーコンを使った案内機能もつかってみましたがこれは結構感動できるものでした。 方向が判らないfallout76のファウンデーショントラッカーよりは使えるのではないかと思いましたww。 このビーコン機能はLinkBudsを使ったばあい、頭の向いている方向にマーカーがあるか否かが判るのですがちゃんと動作していました。 ビーコンは頭の向いている方向に対し、マーカーが右側にあれば右耳だけが鳴り、左側にあれば左耳が鳴ります。 ちょうどマーカーの方向に向くとそれと判る専用の音が鳴りますのでどちらに向かって歩けばよいか判るようになっています。

■惜しい点

これだを見ると実用でも使えそうに思えるのですが、実際にはもう少しと言った感がありますので、挙げてみます。

・音声案内の内容がもの足りない

それなりに、網羅されているようにも見えるのですが例えばコンビニの前を通っても全て無反応でした。 また公共機関でもパスポートセンターなどはガイドがありません。こういう数年に一度しか来ないような場所こそ案内して欲しいものですが、ちょっと物足りなさを感じます。 ただサービスは始まったばかりなのでこんご充実してゆくのではないかと期待します。 ほかには地名の読み違いがありました。訓読みの地名がなぜか音読みで案内され、最初なんのことかわかりませんでした。 これらもいずれは更新されることを期待しています。

・マーカー、ビーコンの精度が今一つ

マーカーに200mぐらいに近づくにつれだんだんビーコンの方向のずれが大きくなり、100m以内に近づくと90度近く、ずれが大きくなりました。 これは大きく見通しが効くような場所では余り問題にはならないかもしれませんが、見通しの悪い都内などで目的地を探すような場合にはちょっと使えないかもしれません。 最後はマップと併用せざる負えないだろうと思います。

・しばしば、LinkBudsと接続が切れる

これは本当に直して欲しい点なのですが、Bluetoothが切れた訳でもないのにSoundscapeとLinkBudsの接続がきれ、向きの再調整をSoundscapeが要求してくる場面がしばしばありました。 これは本当に面倒だと感じた点です。 そもそもSoundscapeは起動させると最初にこの調整をおこなうのですが、それですらなんとかならないかと思うのに、歩いているときや車にのっているときにそれを求められるのはちょっと勘弁してほしいです。 ぜひこれは治してもらいたいものです。

 

LinkBudsの装着感や安定性は?

LinkBudsの装着感は悪くありません。 またすこし先にある信号が青になったので小走りに走って渡っても落ちるようなことはありませんでした。 Bluetoothが切れるようなこともなかったのですがなぜかSoundescapeとの接続が切れるという現象が何回か発生しましたのは先に書いたとおりです。 ただ初期設定でLinkBudsが使えるようになるまでの設定が長くてちょっと萎えました。 良いものなら家の奥さんにもとおもっていたのですが、これほど面倒だといやがるとおもいます。

 

最後に

もっとコミュニケーションのサポートにフォーカスしたイヤホンが欲しいと思っていたのでSoundscapeとLinkBudsを見たときには少し違うけどかなり近い存在のような気がしました。 アシスタント機能付きでさらには補聴器的な、ちょっとぼんやりてて聞き取れなかったことを再生して補完してくれるような機能をもったイヤホンが欲しいのですけどLinkBudsはいずれそういうものも登場するのではないかと期待させてくれるガジェットでした。 新しもの好き、ガジェット好き、AR好きにはたまらない魅力を放つSoundscapeとLinkBudsですが、もう少しの熟成期待したいと思います。